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2008年03月30日
沖縄はいまや〜後半
沖縄はいまや沖縄ではない/後半
1978年春センバツ前のスポーツ記者・八代浩氏のコラム記事です。
『サンデー毎日臨時増刊号(昭和53年3月発行)』より引用させていただいてます。
前回記事に続いて〜後半
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四年前の第47回大会、甲子園に初登場した豊見城は、沖縄勢としてはセンバツ初のベスト8に進出、準々決勝でも東の横綱・東海大相模に九分九厘勝っていた。しかし九回裏、二死から逆転負けを喫し、甲子園の手痛い教訓をいやというほど味あわされた。「あと一歩でした。残念ですー…」。目を赤くし、無念さを隠そうとしない栽監督の姿が印象に残る。
それから夏は二度、センバツは連続四度目。練習が厳しい。「いまの一球で相模に負けたんだぞ」「そのプレーが星稜戦の敗因だ」〜容赦ない叱声といっしょに、四年間の”教訓“がチームに刻み込まれていく。
平均身長169cm。群馬の前橋とともに出場校中最小である。だが小粒でも往年に名横綱、栃錦や若乃花のように、持て余すほどの力感のあるチームがある。昨年の箕島、四十七回大会の高知…。四つに組んだときの豊見城のしたたかな地力については九州勢が揃って証言している。「大きなチームは昨年でたくさんです」と栽監督。「大勝もする代わりに、一つ調子を外されると、それっきりだ。その点、ことしのチームはいろんな状況に対応できる。自分が手がけたチームではまず最強でしょう」
薩摩によく勝った
そこで優勝への野心を診断してみた。「ことしの豊見城ではまだ戦力不足です。だが、沖縄、興南、コザ…本土コンプレックスのない好チームと指導者はどんどん増えている。うちがやれなくても、沖縄が甲子園で優勝するのは時間の問題ですよ」。意地っ張りの栽監督には、良いにつけ悪いにつけ、沖縄を特別視扱いすることを拒否する姿勢がある。
しかし、こんな話もした。五十年秋の九州大会で鹿児島実を破ったとき、老人たちが「薩摩によく勝ってくれた」と涙を流して喜んだ。「薩摩藩の圧政に苦しんだ島民の感情が、まだ生きていたんですねえ。歴史にじかに触れた気分でした」。そして昨秋の大会でも鹿児島商を下し「これで鹿児島勢に五連勝です」〜栽監督も宜野座部長もほとんど会心とでもいいたい笑顔でいうのだ。
サツマを破り、九州全域を切り従え、沖縄の夢をのせて豊見城がやってくる。
(八代 浩)
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2008年(平成20年)
首里高校が沖縄勢として初めて甲子園に登場して50年の節目
栽先生率いる豊見城が築き上げた30年前の礎(いしずえ)
綿々と受けつがれる沖縄高校野球界の歴史と伝統
………
本日、沖縄尚学の健闘を祈ります。
1978年春センバツ前のスポーツ記者・八代浩氏のコラム記事です。
『サンデー毎日臨時増刊号(昭和53年3月発行)』より引用させていただいてます。
前回記事に続いて〜後半
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四年前の第47回大会、甲子園に初登場した豊見城は、沖縄勢としてはセンバツ初のベスト8に進出、準々決勝でも東の横綱・東海大相模に九分九厘勝っていた。しかし九回裏、二死から逆転負けを喫し、甲子園の手痛い教訓をいやというほど味あわされた。「あと一歩でした。残念ですー…」。目を赤くし、無念さを隠そうとしない栽監督の姿が印象に残る。
それから夏は二度、センバツは連続四度目。練習が厳しい。「いまの一球で相模に負けたんだぞ」「そのプレーが星稜戦の敗因だ」〜容赦ない叱声といっしょに、四年間の”教訓“がチームに刻み込まれていく。
平均身長169cm。群馬の前橋とともに出場校中最小である。だが小粒でも往年に名横綱、栃錦や若乃花のように、持て余すほどの力感のあるチームがある。昨年の箕島、四十七回大会の高知…。四つに組んだときの豊見城のしたたかな地力については九州勢が揃って証言している。「大きなチームは昨年でたくさんです」と栽監督。「大勝もする代わりに、一つ調子を外されると、それっきりだ。その点、ことしのチームはいろんな状況に対応できる。自分が手がけたチームではまず最強でしょう」
薩摩によく勝った
そこで優勝への野心を診断してみた。「ことしの豊見城ではまだ戦力不足です。だが、沖縄、興南、コザ…本土コンプレックスのない好チームと指導者はどんどん増えている。うちがやれなくても、沖縄が甲子園で優勝するのは時間の問題ですよ」。意地っ張りの栽監督には、良いにつけ悪いにつけ、沖縄を特別視扱いすることを拒否する姿勢がある。
しかし、こんな話もした。五十年秋の九州大会で鹿児島実を破ったとき、老人たちが「薩摩によく勝ってくれた」と涙を流して喜んだ。「薩摩藩の圧政に苦しんだ島民の感情が、まだ生きていたんですねえ。歴史にじかに触れた気分でした」。そして昨秋の大会でも鹿児島商を下し「これで鹿児島勢に五連勝です」〜栽監督も宜野座部長もほとんど会心とでもいいたい笑顔でいうのだ。
サツマを破り、九州全域を切り従え、沖縄の夢をのせて豊見城がやってくる。
(八代 浩)
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2008年(平成20年)
首里高校が沖縄勢として初めて甲子園に登場して50年の節目
栽先生率いる豊見城が築き上げた30年前の礎(いしずえ)
綿々と受けつがれる沖縄高校野球界の歴史と伝統
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本日、沖縄尚学の健闘を祈ります。
2008年03月29日
沖縄はいまや沖縄ではない

1978年春センバツ前に発行された『サンデー毎日』のスポーツ記者・八代浩氏のコラムです。
明日の沖縄尚学の試合の前に自らもう一度読んで確認したいよ思ってアップします。たいへん感慨深い八代さんのコラム記事です。
『サンデー毎日臨時増刊号(昭和53年3月発行)』より引用させていただきます。
沖縄はいまや沖縄ではない
優勝ねらう戦力
栽弘義監督の叱声…飛ぶ
豊見城がやってくるーー。かつてあのセンバツの荒々しさの風雪に、南国の叙情的な色あいを添えていたあのか弱い沖縄は、もう豊見城のどこを探してもない。四年前、闘将・栽弘義に率いられて那覇の近郊に起こった豊見城は、沖縄を従え、年ごとにチ力をつけ、黒潮に乗って昨秋、九州全域をも制圧して、三月の甲子園へと東上してくいるのだ。各地の強豪たちも、いまは強豪を迎えるにふさわしい敬意と闘志をもって待っている。
昨年の九州大会で小倉の大石投手は「あのコースを打たれたのははじめて。内角のシュートには自信を持っていたのにーー」
この試合を除くとあとは決勝の鹿児島商戦まで一方的な試合を続けた。小倉の津江監督は「とにかく九州では一牧、力が違っていた。あれで投手力さえ万全なら甲子園でも優勝候補ですよ」。その投手力について栽監督自身は「赤嶺(巨人)に及ばないにしても、昨年評判のよかった下地より、いまの時点では神里の方がいですよ」。日焼けした顔をにこりと崩していうのである。
栽弘義監督、36歳。今が盛りだ。糸満高校から中京大学へ進んで体育学を学び、野球部にも一年在籍した。最初から、自分の野球人生を、選手としてよりは沖縄で高校野球の指導者にーーという確固たる方針を持っていた。一年間、中京球界のリーダーである中京大・滝正男監督のすべてを、目を皿のようにして学んだ。いってみれば豊見城野球のルーツは、中京大学にある。沖縄ではまず無名の小禄高校をたちまち有力校の一つに育てあげ、昭和47年、学校創立7年目の新興の意気あふれた豊見城に移り、3年で同校を沖縄球界の推進校に仕上げた。
(後半へ続く)
2008年03月26日
サンデー毎日

きょうは沖縄尚学の初戦ですね。いい試合を期待しています。
30年前のセンバツ大会の資料をひもとかせていただきます。マンガ「ドカベン」に出ていた明訓高校の小さな大投手・里中くんが表紙を飾っています。なつかしいです!ワクワクしてきました。
143ページを開けます。

※文字もなんとか判読できます〜☆

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いつか線をひいてた枠内↓
【リリーフの宮城正は11試合22イニングに出て失点がわずか1。信頼できる逃げ切りの武器だ。身長160cmと小柄だがほとんど真上から投げる。それほどにも見えない速球が打者の手元で意外なほど力強いノビを見せる。打撃練習では打力自慢の選手たちが、ときには神里以上に打ちあぐねている。
入学したさい、小柄な体を見て監督が何度か投手を断念させようとしたが承知せず、黙々とハードトレーニングに取り組み、リリーフ切り札の位置をつかんだ。この気性とマウンド度胸が最大の武器ともいえる。】
※栽先生の言葉は今でも耳に残っています。

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(監督の抱負)
【ことしのチームは自分が手がけたチームでは最強と自負している。それだけに十分な調整をして甲子園へ行きたい。取りあえず一戦はどうしても勝ちたい。初戦はみな一線だから。それ以後の目標というときりがない。ただ、現実に優勝をねらう」と言い切れる力はまだない。過去最高のベスト8のカベを破れればと思う。】
あれから30年…
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2008年3月26日 第80回選抜高校野球大会 5日目第3試合
沖縄尚学初戦、相手は東北大会準優勝の聖光学院(福島)
期待してます 初戦突破!









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